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思春期における疾患

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起立性調節障害(Orthostatic Disregulation:OD)

起立性調節障害とは

思春期に起きる自律神経失調症の一つに起立性調節障害(Orthostatic Disregulation : OD)という疾患があります。
この起立性調節障害というのは、寝ている状態から起き上がると血管の収縮などで血圧を維持したりする血管の調節が上手くいかずに、立ちくらみやめまいなど不定愁訴を訴えます。
ところが、この起立性調節障害の診断基準は、大症状といわれるものが不定愁訴そのものであり、正しく理解されず気分的なものとして片付けられてしまい、見逃されていることが非常に多いのです。
正常な人では、起き上がった際には、静脈系特に下半身の静脈が収縮して下半身に血液が貯まらないようにして、心臓に帰ってくる血液の量を適度に保つようになっています。
しかし起立性調節障害の人では、この調節が上手くいかず心臓に還ってくる血液量が減少し、頭などに行く血液が少なくなります。
すると、立ちくらみやめまい、動機・息切れがしたり、朝なかなか起きれない、などの症状として現れてくるのです。
今述べたような症状のお子様はおられませんか?
「学校に行きたいのに、身体がいうことをきかず行けない」状態と「学校にいきたくない」とは根本的に違っているのです。


もし、気になる症状があれば、起立性調節障害の可能性も否定できませんし、背後に貧血やうつ病などが隠されていることもありますので、そのままにしていてはいけません。


治療をすれば80%は直ると言われいます。
治療は朝床の中で、昇圧剤を内服し、昼前に「半夏白朮天麻湯」という漢方薬を内服します。
                              

起立性調節障害の診断基準

[大症状]
A.立ちくらみ、あるいはめまいを起こしやすい
B.立っていると気持ち悪くなる、ひどいと倒れる
C.入浴時、あるいはいやなことを見聞きすると気持ちが悪くなる
D.少し動くと動機、あるいは息切れがする
E.朝起きが悪く、午前中調子が悪い
[小症状]
a.顔色が青白い
b.食欲不振
c.強い腹痛を時々訴える
d.倦怠あるいは疲れやすい
e.頭痛
f.乗り物酔い
g.起立試験で脈圧の狭小化(16mmHg以上)
h.起立試験で収縮期血圧低下(21mmHg以上)
i.起立試験で脈拍数増加(21回/分以上)
j.起立試験で立位心電図のT1,T2の0.5mV以上の減高その他の変化


以上の症状のうち

★大症状1と小症状3以上
★大症状2と小症状1
★大症状3以上

の場合に起立性調節障害と診断します。
                              
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