今までは、子宮内膜症とくに卵巣子宮内膜症(チョコレート嚢腫)は良性腫瘍だから経過観察でよいとしていました。
ところが最近、卵巣子宮内膜症から卵巣癌が発生することが報告されてきました。国内でもそれを踏まえて疫学調査がなされましたが、その特徴としては、
・卵巣子宮内膜症性嚢胞から発癌した組織型に一定の傾向がある
・卵巣子宮内膜症性嚢胞から発生した卵巣癌について
20歳代はすべて10cm以上
30歳代はほとんどが10cm以上
40歳台、50歳代では6cm以下のものは癌化した例がなかった
これらのことから、20歳代で10cm以上をこえるものは癌化の可能性を十分考慮しなければいけないことになります。
また、40歳台以上で6cm以上の嚢胞は悪性を念頭に治療方針を立てないといけないことになります。
以上最近の考え方は以前とかなり変わってきておりますので注意が必要であるとともに、きちんと説明していただける医療機関での治療をお勧めいたします。
