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月経異常

無月経・月経異常

思春期に多い月経異常

初経は12歳から14歳くらいで、平均12.5歳で起こるとされています。
最近では、産婦人科を受診される思春期の女子が増えてきましたが、月経異常に関係するものが約52%に上ります。
ある意味では、まだまだ発達段階であるため、初経後の月経が不順である人が多いのです。

月経異常の内訳

産婦人科を受診される思春期の女子ではどのような月経異常があるかというと、
1.月経困難症                             
2.それまであった月経が3ヶ月以上ない(続発性無月経)  
3.不規則に出血がある(機能性出血)              
4.その他(原発性無月経・過多月経など)
となっています。
33%
29%
20%
18%
思春期のころは、月経に関係することで、かなりたくさんの女子の方が悩んでおられるのが現状です。
                                             

原発性無月経とは

18歳をすぎても初経がみられない状態をいいます。
★原因
卵巣の発育遅延・形成不全や膣や子宮の発育不全・欠損、染色体異常
★治療
ホルモン補充療法、排卵誘発剤、膣や処女膜の閉鎖の場合には手術を実施
                                             

続発性無月経とは

それまであった月経が、3ヶ月以上認められない状態を続発性無月経といいます。
思春期外来を受診される患者様のなかで最も多い症状です。
ただ、思春期という時期は、卵巣にしても徐々に発達して、排卵を前提とした月経周期が確立してゆく時期です。初経後に排卵周期になるには通常でも1~3年かかるといわれていますので、この時期に起こる一過性の短期間の無月経については、病的なものとして捕らえるのではなく、ひとつの成長過程として観察してゆくこととなります。
もちろん、そのなかで機能障害として治療の必要性が出てくればその段階からの治療を開始してゆきます。


★病態
無月経の原因としては、
・卵巣の働きが悪く排卵ができない状態になっている
・卵巣を支配している脳下垂体からの性腺刺激ホルモン、特に黄体形成ホルモン(LH)の律動的分泌の乱れ
・脳下垂体を支配する視床下部の働きの低下(視床下部性)
などがあります。
思春期での続発性無月経の原因としては、ストレスやダイエット、激しい運動などによる視床下部性無月経が多いとされています。


★診断
基礎体温やホルモン検査による評価をまずすすめます。また、内診が不可能な場合が多いため、経腹超音波検査で子宮や卵巣の器質的異常がないかを検索することも重要です。
診断の手順としては
プロゲステロンの単独投与にて消退出血が起こった場合を第I度無月経といい、エストロゲンの子宮内膜に対する作用がある状態と評価します。
プロゲステロンの単独投与では消退出血が起こらなかった場合に、プロゲステロンとエストロゲンを投与して消退出血が起こった場合を第II度無月経といい、エストロゲンの子宮内膜に対する作用がない状態をいいます。それでも消退出血が起こらなかった場合を子宮性無月経といいます。


★治療
第I度無月経の場合は、プロゲステロン製剤を内服することで対応してゆきます。
第II度無月経の場合には、プロゲステロンとエストロゲンを周期的に投与して消退出血をおこす治療(Kaufmann療法)を繰り返してゆきます。
この場合、長期間の投与ではなく、3~4ヶ月の治療期間後、休薬期間をおいて評価をしてゆきます。
                             
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