月経前症候群の原因がはっきりとわからないために、個別に対応していくしかありません。
1.対症療法
いろんな症状に対して、根本的な治療ではないが今困っている症状の緩和を目指します。
★精神神経症状
イライラ・抑うつなどの精神神経症状が強い場合は、抗不安薬であるコンスタン(武田薬品)、ソラナックス(大日本住友ーファイザー)、セルン(武田薬品)、ホリゾン(アステラス)などが効果あります。
★下腹部痛・腰痛など
プロスタグランジンの合成阻害薬が効果的であり、アスピリンに代表される薬が一般的に使われています。バファリン(ライオン)、ポンタール(三共製薬)、ロキソニン(三共製薬)、ボルタレン(ノバルティス)などが使用されます。
★乳房痛
抗プロラクチン作用のあるパーロデル(ノバルティス)、テルロン(日本シェーリング)を場合により使用してみる。ただし、パーロデルでは吐き気を伴うこともあり、症状が強い場合にはテルロンを試みてみるのもよいと思われます。
★むくみ・浮腫
むくみに対しては利尿剤としてラシックス(アベンティス)、アルダクトンA(ファイザー)が使用されます。
2.ホルモン療法
★排卵抑制法
最近では、保険適応ではありませんが低用量ピルにて排卵を抑制する場合もあります。
★黄体ホルモン療法
黄体ホルモンの低下などの変化をなくするために、排卵前後から黄体ホルモン製剤としてデュファストン(第一製薬)、ヒスロン(協和発酵)などの投与を試みます。
