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低用量ピル

低用量ピルの副作用

静脈血栓症

静脈血栓症はエストロゲン由来の血液凝固系蛋白の増加や凝固制御機構の異常などが原因として挙げられていますが、血管内に血栓が作られてしまい、血液の流れが阻害されてしまう非常に重篤な病気です。
妊娠すると女性ホルモンの分泌が増加しそれに伴い静脈血栓症の発生頻度も増加します。ところが、低用量ピル内服症例では、静脈血栓症の発生頻度はむしろ妊娠時より少ないことがわかっています。しかし、何らかの素因があったりするとやはり静脈血栓症が惹き起こされてきますので、定期的な検診は欠かせません。
また喫煙すると発症リスクが上昇しますので、注意が必要です。
                            

心・血管障害

心筋梗塞や脳梗塞などの心・血管障害は、ホルモン服用による脂質代謝の変化による動脈硬化や加齢・喫煙により上昇します。
また喫煙の影響をみてみますと、心・血管系障害での死亡率では、35歳以上の経口避妊薬と喫煙併用症例では単に経口避妊薬内服症例よりも実に5倍の頻度となります。
                           

不正性器出血

不正性器出血は、低用量ピルが広く使われるようになりむしろ増加したといわれています。ピルに含まれているホルモン量が少なくなったため、服用忘れなどでも起こりやすくなっています。
また喫煙も大きく影響しており、一日に16本以上吸う人はエストロゲンの効果が減弱してしまうために不正性器出血が多いといわれています。
                           

悪心・嘔吐

悪心・嘔吐は主にエストロゲンの作用で出現しますが、ほとんどは服用初めてすぐの時期に多く認められますが、数日以内に軽快してきたり、数周期かけて軽快してきたりすることがほとんどです。
                           

乳房緊満感

プロゲストーゲン由来の副作用で、乳房の緊満感や圧痛を認めることがあります。
ただ、ほとんどの場合腫瘤などが認められなければ問題がありません。どうしても気になる場合にはプロゲストーゲン含有量が少ない経口避妊薬に変更することで自覚症状は軽減します。
                           
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