卵巣嚢腫合併妊娠

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妊娠

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妊娠合併卵巣嚢腫の治療方針

卵巣の腫大が妊娠前からであったのか、ホルモン反応性に腫大しているのかによっても違いますし、大きさがどれくらいかによっても治療方針は異なります。
妊娠前からであったのかどうかに関しては、嚢腫状であれば判断が困難な場合が多くあります。妊娠の際に絨毛という組織から分泌される絨毛性ゴナドトロピン(HCG:human chorionic gonadtropin)の分泌動態から、妊娠12~14週くらいまでは縮小してゆくかどうか経過観察することが一般的です。
主治医の判断によりますが、5cmを超えるものについては手術療法を考慮すべきと考えます。


妊娠中に手術はしたくないのは我々医療従事者も患者様も同じです。できればそうしたくないのですが、私が以前経験した症例では、他院で妊娠判明時に卵巣嚢腫を指摘されるも、大きさが8cmくらいだったらしいのですが、そのまま妊娠継続され、妊娠28週に茎捻転を起こし母体搬送された症例があります。妊娠28週ですので、視野が確保できなければ帝王切開して児を娩出することもあるとの同意を得て手術に望みました。4人がかりでなんとか帝王切開せずに無事に手術を終えた経験がありますが、手術をするほうもされるほうも大変でした。今でもその時のことは鮮明に覚えています。その方は無事に退院され、搬送もとの病院に戻って経膣分娩されました。
結果的には、無事に事が運びましたが母親や胎児の生命がからんでくる事が突発的に起こりえますので、主治医とよく相談していただくことをお勧めいたします。
そして納得して治療をお受けいただくようにお願い申し上げます。
                             
生理が遅れたため妊娠かも・・・また最近では市販の妊娠検査試薬で陽性がでたから・・・ということで来院される方が多くなりました。
診察では必ず超音波検査を実施いたしますが、その際に卵巣腫瘍とくに卵巣嚢腫が見つかることがかなりあります。
その大半はホルモン反応性のルテイン嚢胞ですので、妊娠週数とともに縮小して特に問題とならない症例がほとんどです。
しかし、中には縮小しなかったり、妊娠前より卵巣腫瘍が存在していたことにより手術の適応が出てくることがあります。
詳しくはルテイン嚢胞の項目で説明しております。
                             
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