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おりものの異常・性感染症

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淋菌感染症

淋菌感染症の動向

淋菌感染症は、いわゆるエイズショックの影響で1990年から1995年まで減少したが、最近では徐々に増加傾向にあります。
なかでも問題を深刻化しているのは、耐性菌の蔓延です。多剤耐性菌が出現してきて、使用できる抗菌薬が限られてきています。
クラミジア感染症の場合と同様に、感染部位も多様化しており咽頭や直腸などの感染例も報告されています。
                            

淋菌感染症の症状・診断

淋菌感染症はクラミジア感染症と並んで頻度の高い性感染症です。また、1回の性行為による感染率が30%と高い伝播率を示しています。
淋菌感染症の診断には、感染したと思われる場所からの検体採取によります。培養する方法と拡散検出法や核酸増幅法と呼ばれる非培養法がありますが、検出感度が思ったほど高くないのが実情です。
①淋菌性子宮頚管炎
淋菌感染症は一般的には無症状のことが多いのですが、典型例では膿性の分泌物が認められます。また悪臭のある膣分泌物も認められる場合があります。
膣の入り口付近にあるバルトリン腺に感染してバルトリン腺膿瘍を形成して、同部の腫脹や疼痛を呈することがあります。
②骨盤内炎症性疾患(骨盤腹膜炎)
淋菌感染が進行してゆくと子宮附属器炎や骨盤腹膜炎になり、下腹部痛や発熱の原因になります。
③淋菌性咽頭炎
性行為の多様化の影響で、淋菌が咽頭から検出されることもあります。この場合も自覚症状に乏しいのでわかりにくいのです。
                             

淋菌感染症の治療

今までは、ペニシリン、ニューキノロンなどの抗生物質が有効でしたが、耐性菌の出現で、使用できる抗生物質が限られてきています。
現在有効な薬剤は
セフトリアキソン(CTRX)・・・ロセフィン
セフォジジム(CDZM)・・・ノイセフ、ケニセフ
スペクチニマイシン(SPCM)・・・トロビシン
であり、これらを用いた治療が行われます。
                             
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