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おりものの異常・性感染症

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性器ヘルペス

性器ヘルペスとは

性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(herpes simplex virus:HSV)1型または2型の感染によって起こる性感染症です。
性器ヘルペスは女性において性器クラミジア感染症についで多い疾患で、臨床上重要な疾患です。
初発型と再発型に分類され、初発型ではHSV-1が、再発型ではHSV-2が多く検出されています。
潜伏期は2~10日くらいで、HSVが皮膚や粘膜に接触感染し感染が成立すると、水疱や潰瘍を形成してゆきますが、初感染の場合には、多くは無症状(不顕性感染)で推移してゆきます。
HSVは神経向性が強く、初感染したウイルスは末梢神経から脊髄に近い神経節という場所に潜伏感染をします。
発熱・免疫力の低下・担癌など種々の刺激でHSVが活性化されると、ウイルスが神経支配領域に達して病変を形成します。
                             

性器ヘルペスの症状

①初発型
感染の機会があってから3~7日くらいで外陰部痛や掻痒感などの前駆症状が出現します。皮膚や粘膜に病変が出現します。主に潰瘍が主体ですが特に外陰部には左右対称に浅い潰瘍が形成され、ときに小水疱も形成されます。ソケイ部リンパ節が腫脹したり、高熱(38~39度)を伴うことが多くあります。
また、排尿時に痛みを伴うことが多く、排尿困難となり稀に症状が緩和しても排尿困難が持続してしまうこともあります。
②再発型
初感染と比べると症状は軽く、潰瘍や痛みもさほど長くは続きません。再発の誘因は、月経・疲労・紫外線・性交刺激・飲酒など様々です。
                             

性器ヘルペスの診断

★臨床症状
外陰部に発赤や水疱・浅い潰瘍などの形成が特徴的です。ソケイ部リンパ節の腫脹や発熱も合併していることが多くあります。
★検査
細胞診・・・病変部位からの擦過細胞を採取し顕微鏡にて特徴的な細胞核内封入体もしくは多核巨細胞を認める。
抗原検出・・・抗HSVモノクローナル抗体を蛍光標識して、擦過細胞と反応させることによりHSV抗原を検出する方法です。
HSV-DNA検出法・・・HSV感染細胞を制限酵素を用いて切断して、その切断パターンで判定する方法です。
血清抗体価測定・・・補体結合反応・中和抗体測定法・酵素免疫測定法などの測定方法がありますが、初感染か否かくらいの判断的価値しかないために、初感染や除外診断には有効ですが、確定診断するには不正確ですので判断が難しいのです。
                             

性器ヘルペスの治療

HSV感染症の治療薬は以前からアシクロビル(ゾビラックス)が使われていましたが、1日に5回内服するということから、最近ではバラシクロビル(バルトレックス)が保険適用になり1日2回の内服で十分な治療効果が期待できるようになりました。         
アシクロビル(ゾビラックス)
バラシクロビル(バルトレックス)
アシクロビル(ゾビラックス)
3%ビダラビン(アラセナ-A)
200mgx5 5日間
500mgx2 5日間
1日数回 5~10日間塗布
1日数回 5~10日間塗布
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